夜叉神峠

峠

時間ができたので、山梨県の夜叉神峠に紅葉を見に行った。夜叉神峠というと小池一夫の『夜叉神峠』ISBN:4883159442。いえ、思い出すだけですが。林道閉鎖の直前の時期だ。通行規制区間のゲートの手前にある、北岳への登山道入口駐車場に車を止める。午前11時頃から歩く。すれ違う登山者と挨拶を交わしながら、登山道を登って行く。往古であれば、峠から北岳の麓を掠めて静岡県側に至る難路だが、徒歩一時間程の峠に行くだけなので気楽だ。峠まで登る軽装の中高年も多かった。
正午過ぎに峠の頂上に着く。うーん、夜叉神売店の人の対人対応が殺人的だ。私は山登りというものをしないので良く分からないのだが、山男というのはああしたものなのだろうか。峠からは農鳥、間ノ岳北岳が一望にできる。遠望していると一跨ぎで三山を縦走できそうな錯覚に陥るのは、素人の浅はかさ。肌寒さを感じながら、登山シーズンの終わりを感じた。